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季刊誌「ふでばこ」最新号

2010.4月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

ふでばこ、21号は4月25日発売。

今回の特集タイトルは「交易之品」です。

なんだかもったいぶったタイトルでごめんなさい。要するに「何を手に入れたいがために、いかなる交易をしてきたのか」を知る特集なんです。いつの時代も私たちは、欲しいモノ・欲しがるヒトがあればそこへ出かけてゆきました。私たちは縄文の昔から船を造り、航路を開拓し、時には政治を動かしながら壮大な「物々交換」をしてきたのです。世の中を動かすのは、良くも悪くも人間の限りなき物欲なんですね。そうしたモノの流れを追うなかで、経済が発展し、文化が伝播する過程が見えるのではないか―――そう考え、格好の例として取り上げたのが「昆布」。その交易ルートである「北前船」の寄港地を訪ね、昆布が産地の北海道から北陸を伝って、京都・大阪、そしてはるか沖縄まで運ばれたいきさつと、食文化として根ざしていったようすを探りました。また昆布を専門に商う敦賀の「奥井海生堂」では、日仏の三ツ星料理人を唸らせる秘蔵の昆布を取材。ふだん何気なく口にしている昆布のすごさに目覚め、いっそう美味しく食べる、そういうお楽しみのある特集です。

また今号から「ふでばこアーカイブス」と称して、過去の取材を再編集した英語のページをつくりました。第1回目は「輪島塗」。日本文化の素晴らしさを海外へ発信してゆくために、また日本人として知っておくために、活用していただけたら嬉しいです。

「ふでばこ」は、お近くの書店でお求めいただけます。また、こちらのショッピングページでもご注文を承っております。ぜひ、お手にとってご覧ください。

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2009.9月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

ふでばこ、20号は9月10日発売。

今回の特集は「タカキのパン」です。

「タカキのパン」と聞いてすぐにわかる方は、広島のご出身かもしれないですね。被爆から間もなく「タカキのパン」として創業し、今は「アンデルセン」や「リトルマーメイド」といったブランドを展開しているパン屋さんなんです。そのお店にはいつも焼き立てのおいしそうなパンが並び、あれこれ迷いながらトレーにとり、買い物を楽しむお客様でいっぱいです。
この「焼き立てパン」を「自分でトレーにとる」光景、今ではあたり前になりましたが、これを日本で最初にはじめたのが「アンデルセン」と「リトルマーメイド」なんです。1970年代の初めのことでした。当時の製パン技術と機械設備、社会通念からは、とてもむずかしいことでしたが、“パン本来のおいしさを味わい、たのしんでいただくことが、消費者の食はもちろん、人生をとても豊かにする”と、数々の難題に取り組んで実現したのです。さらにすごいのは、苦労して得た技術を独占せずに公開したこと。おかげで日本中の町から町へ焼き立てパン屋さんが出来、おいしいパンがとても身近な存在になったんです。
アンデルセンのもう一つの「はじめて物語」は、デニッシュペストリーの発売。1959年、創業者の高木俊介さんがデンマークを初めて訪れたときに出会い、そのおいしさに感動して、何とか日本に紹介したいと大奮闘した結果、生まれた商品なのでした。
パンという食べ物を通じて送られてくる、その大切なメッセージを全110ページにわたってお伝えします。

特集以外にも、懐かしの甘食や広島名物のお好み焼きのこと、はたまたシャンパンの入門記事など、今号は「食文化」の話題が豊富です。

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お知らせ

ふでばこ・発行日変更のお知らせ

 「ふでばこ」はお陰をもちまして発行から丸5年、この9月今号で20冊目となりまし た。数々のお励ましにあらためて感謝を申し上げます。

これまで季刊誌として年4回発行してまいりましたが、次号より年2回、春と秋の発売 へ変わることになりました。
特集記事のボリュームをさらに拡大し、これまでより丹念な取材と編集を心がけて、 あらたにお目にかける所存です。次号発行は2010年春となります。21号は4月25日、 22号は10月25日の発売予定です。

すでに年間購読をお申し込みいただいておりますご購読者様には、21号以降のお取り 扱いについて別途弊社よりご連絡差し上げます。真に勝手な言い分で恐縮でございま すが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。どうか引き続きのご愛読を賜り ますよう、心からのお願いを申し上げる次第です。

今後ともご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
株式会社白鳳堂


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2009.6月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

ふでばこ、19号は6月10日発売。

今回は「あぶら」の特集です。

人類と火の関係はよく語られる話ですが、その陰には「あぶら」もありました。火を保ち、より明るく輝かせるためには「あぶら」が欠かせないからです。木や魚、獣の脂にはじまり、やがて木の実や草の種から搾りとるように。おなじみの菜種油が登場するのは江戸時代で、用途はもっぱら灯火だったのですって。この頃は水より安いとさえ言われる「あぶら」ですが、昔はたいへんな貴重品でした。てんぷらが流行するまで、食品として「あぶら」を口にすることはほとんどなかったんですね。それが明治に入って100年とちょっとで「あぶら」を使わない料理のほうがめずらしくなりました。料理に使う「見えるあぶら」だけでなく、食材に含まれる「見えないあぶら」もいっぱい。おせんべいや和菓子にだって、「あぶら」はけっこう使われているんですよ。
取材をしていて驚いたのは、原料のほとんどを輸入にたよっていること。日本の食糧自給率の低さはご存知のとおりですが、「あぶら」の原料に限ると、なんと6%以下という数字。胡麻にいたっては、99.95%は輸入です。胡麻油って私たちが大好きで、いまや和食にも欠かせないものですのに、ね。

それ以外にも、「あぶら」って、実は知らないことだらけではないでしょうか。いわゆるサラダ油の原料は何? とか、どうやってつくられているのか、とか、あぶらって本当に太るの? などなど。この特集では、90頁にわたって「あぶら」のトリビアをお届けします。
また、美味しい油揚げのお話や、あの「石垣島ラー油」の物語も。ふでばこにはちょこちょこと登場している「石ラー」がついに、生産者のペンギン夫妻とともに、その全貌をあらわします。

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2009.3月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

ふでばこ、18号は3月10日発売。

今回は「あか」、赤い色の特集です。

あかと聞いて、何を思い浮かべますか? イチゴ、薔薇、ポスト、夕日、鳥居、はたまた警報機etc. 美味しそう・情熱的・キケン!・お目出度いなどなど、アグレッシブなイメージがあるのではないでしょうか。あかはなぜか私たちをとても惹きつける色。一説によると人間の心の奥底には「あか=太陽・火・血=生死を決するもの」のイメージが焼き付いているから、あかを特別な色として認識するのだそうです。神聖なもの、目立たせたいものをあかくする風習・習慣は、そこからきているのですね。
そして古来、「あか色」のモトは何だったかといえば、鉱物や植物、虫なんです。代表的なのは辰砂(しんしゃ)。地中の水銀がイオウと反応すると真っ赤になるんですが、辰砂はそうして生成された硫化水銀という鉱物。掘り出した辰砂をこまかくすり潰したものを、膠(にかわ)や漆(うるし)といった接着剤と混ぜて、建物や器に塗ったわけです。すごいのは、そうした鉱物にはたいがい防腐効果もあること。日本には、奈良時代から残る木造建築が約30棟あるのですが、それら(大きなお寺が中心)は、ほぼ全てがあかく塗られていたもの。モノをあかくすること=神聖視させること&腐りにくくすること、だったんですね。今やあか色もカンタンに合成できるようになりましたが、鉱物や花、虫を集めて採っていた時代は大変でした。あかの色料は、金にも匹敵する金額で取引されたそうです。 歴史・原料の解説・あかをカタチにする接着剤のはたらき・あかの建築史……そんなこんなのお話を集めて、あかの本性と日本人との関りを考えたのが今回の特集です。あかをめぐる旅紀行「高野山」と「岡山・吹屋」の2本も必見! なぜ高野山があかに絡むのか? それはぜひ本を手にとってご覧ください!

縁起物として欠かせない達磨さんのこと。書画のプロが愛用する朱墨のことなど、あかいネタは他にもあります。また、昨秋美濃で行われたあるアートプロジェクトのレポートや、ふとしたことからフランスのリモージュと取引を持ったある日本人ビジネスマンから寄せられた随想録など、ちょっと変化球もある今回の「ふでばこ」です。

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2008.12月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

ふでばこ、17号は12月10日発売。

今回の特集は「土樂」です。

「どらく」と読みます。聞きなれない言葉ですよね。というのも、一般名詞ではなくて、窯元の名前なんです。三重県の伊賀に江戸時代から続いていて、主に土鍋をつくっています。いまや土鍋業界では海外の土と機械で大量生産するのがあたり前なのですが、土樂では、伊賀の土のみを使って、一つ一つろくろで手づくり。伊賀の土はもともと耐熱性が高いのですが、その能力を最大限に生かすやり方で、丈夫で、しかも味わい深いお鍋をいろいろつくっているのです。
ご当主は福森雅武さん。稀代の目利きとうたわれた白洲正子さんの著作にも登場する方で、なんというか、生きてゆく上で大切な事々すべてに通じている御仁です。必要なことにはきっちりと手をかける一方で、余分な虚飾は一切しない主義。それは窯の仕事、毎日の食べ物、花の活け方などに共通します。お米や野菜もつくり、あざやかな庖丁さばきで料理をつくっては自作の器に盛り、同じく自分で焼いた花器に山歩きの道すがら手折った花を活ける―――お米づくりは代々の伝統で、料理もお花もお茶も、どこかで習ったことはなく、「原点をつきつめて考えるうちに、しぜんと出来るようになった」といいます。そのどれもがプロなみで、端から見ているととにかくカッコイイのですが、ご本人にはもちろんそういう気はなく、日本人として、伊賀の窯元に生まれた人間として、ごく当然に生きているだけという感じ。そこがなおさらすごいなぁと。
本特集では「伊賀の土のポテンシャルを最大限生かす鍋づくり」「福森家では何をどのように食べているか」「真っ当に、豊かに生きる」の3章・86ページにわたって「土樂」という窯元の姿をご紹介します。この冬、きっと土鍋が欲しくなり、ちゃんと暮らすっていいなと思っていただけることでしょう。

土樂の他にもお鍋がいっぱいの17号では、発売から60年になるご飯炊きのスペシャリスト「文化鍋」、そして、多くの熱烈なファンをもつ「ル・クルーゼ」も登場。「ル・クルーゼ」はフランスの本社工場とその村を訪ねる24ページのルポルタージュです。

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お知らせ

ふでばこ・価格改定のお知らせ

 小誌も創刊から4年が過ぎ、はや16冊目となりました。総ページ数80での船出でしたが、特集記事の充実を図るうちに、今は巻頭のみで80ページを超えるまでなりました。ここまで来れましたのも、ご愛読くださっている皆様方のお蔭と、ここに深く御礼申し上げます。

 今号から総160ページとなるのを区切りに、次号(17号・12月10日発売予定)より、本体価格を1800円とさせていただく運びとなりました。これからもより一層の誌面づくりに取り組む所存ですので、どうか引き続きのご愛読を賜りますよう、心からのお願いを申し上げる次第です。

 なお、すでにお申し込みいただいた年間購読分は、従来の価格(1冊・税込1000円)にて取り扱わせていただきます。   2008年10月1日以降の年間購読につきましては、大変お手数ですが、フリーダイヤル 【0120-1425-07】 までお問い合わせください。

 今後ともふでばこをどうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社白鳳堂


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2008.9月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

ふでばこ、16号は9月10日発売。

今回の特集は「九谷」です。

つまり九谷焼のことなのですが、焼き物のことはもちろん、産地の状況や周辺にある諸事も含める意味で「九谷」という特集名にしました。それに九谷焼というと、緑や青、黄、赤で埋め尽くした絵付けが思い浮かぶのではと思いますが、それは九谷焼のほんの一部! とのメッセージでもあります。たしかに、色をしっかり使った絵付けが最大の特徴とされていますが、青一色のシックな染付けもあれば無地もあります。そもそも、まず原料をつくる人がいなければ、九谷焼は形さえ生まれません。そこで、毎号の恒例となった「できるまで」は、今回も原料の陶石から一枚のお皿が出来上がるまでを追い、さらに作風の異なる6人の作家の仕事場を訪ねて、九谷焼とはどういうものなのか、じっくりと見せていただきました。
九谷焼では、作家の数だけ作風があると言われています。陶磁器の場合、作風が違うということは、用いる材料やテクニックが違う、ということ。つまり九谷焼で作家を名乗るには、芸術的感性はもちろんですが、化学的な知識や道具と手先を使いこなし、独自の技術や方法を発明してこそ、なのです。これって、とてもすごいことですよね。
そういうすぐれた技術と感性が寄り集まった産地でいながら、九谷はいま、とても苦戦しているそうです。この特集では、なんとか産地を再生しようと、皆で力を合わせて取り組む様子も取材してきました。この道50年になるベテランも、初心に帰って九谷焼を学び直し、売り場にも立って市場をとらえようとしています。
この特集から、産地のほんとうのブランド力とは何か、を一緒に考えていただけると嬉しいです。お店で見る九谷焼にもいろいろありますが、その商品が確かな商品かどうか、どういうストーリーから生まれたものかも想像していただけることと思います。

16号では他にヨーロッパでの陶器誕生の物語と工房巡りを26ページにわたってお届けします。また勲章やアクセサリーに使われる美しい七宝のお話も。そして、手前味噌ではありますが、白鳳堂の面相筆づくりも(ついに!)詳細にお目にかけます。日本のものづくりに心を寄せる、白鳳堂の面相部隊の仕事をぜひご覧になってください。

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2008.6月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

ふでばこ、15号は6月10日発売。

今回の特集は「傘」です。

みなさんは和傘を差したことがありますか? 旅館の玄関で見かけることはあるかもしれませんが、家にある、という人は少ないと思います。 普段用の番傘はもちろん生活必需品でしたし、よそゆき用の蛇の目傘は、嫁入りに欠かせない道具でした。 それなのに昭和20年代の後半に洋傘が普及して、あっという間に暮らしから姿を消してしまいました。 洋傘は金属+化学繊維です。 和傘も丈夫とはいえ、さすがに洋傘なみに「気にせずバンバン使う」のはむずかしい。 その上、材料が竹や和紙といった自然素材であるため、つくるのは洋傘よりはるかに手がかかります。 戦後日本の経済スタイルには、残念ながら合わなかったのですね。
ところがいま、和傘が大きく見直されています。 まず素材がいわゆる「エコ」であること。 それなのに、雨や雪をしっかり防ぐ頼もしさがあること。 構造がものすごく緻密で目にも美しいこと。 昔を知る人は、和傘のやさしい情緒を取り戻したいと言い、今の若い人は、そのカッコよさに驚くそう。 そうした動きに応じて、和傘の弱点をおぎなった構造や、現代的なデザインも出てきています。 このふでばこ15号では、生産量日本一の岐阜で、傘骨づくりから仕上げまでの伝統的な製造工程を取材。また歌舞伎や野点の傘のこと、和傘をめぐる新しいモデルや動きのことなど、総80頁で特集しました。
和傘はやさしい! 綺麗! そしてかっこいい! 和傘を手にとって開いてみたい―――特集をご覧いただいたら、きっと、そう思われることでしょう。

もちろん洋傘だって大事です。周辺記事では、昔ながらの部品とていねいな手仕事で知られる「前原光榮商店」の洋傘もじっくりとご覧に入れます。一方でいまや年間輸入が1億3千万を超える異常事態が招く「傘の浪費」を象徴する、警視庁遺失物センターのルポもあります。 

「ふでばこ」は、お近くの書店でお求めいただけます。また、こちらのショッピングページでもご注文を承っております。ぜひ、お手にとってご覧ください。

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2008.3月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

ふでばこ、14号は3月10日発売。

今回の特集は「針仕事」です。

針は、身の回りにある道具の中でも、もっとも小さなもののひとつ。でも、その小さいボディの中には、知恵と工夫がいっぱい詰まっています。とくに、きものの国・日本で生まれた和針の賢さには驚くばかりです。
きものは出来上がるまでに、また手入れのためにも縫ったり解いたりを何度も繰り返すのをご存知でしたか? まず下絵を描くためにきものの形に縫い、描けたら解いて、染めたり刺繍するために再び反物の状態に縫い合わせます。それが終るとふたたびきものの姿に縫い―――私たちが呉服屋さんの店先で見るのは、この状態ですね―――買い手が決まると、また解いて、その方の寸法に合わせて正式に裁断・仕立てをするのです。いわゆるクリーニングにあたる「洗い張り」でも、きものはすっかり解かれて、反物の状態に縫ってからおこない、必要に応じて染め直しや修理をして、また仕立て直すわけです。
つくる過程も手入れの方法も、一見、面倒くさくて手間ばかりかかるようですが、それでこそ精緻で美しいきものがつくれて、また長年にわたって着尽くすことができる、とても合理的なシステムなのです。
それもこれも、独特な構造をもつ「和針」があってこそ。和針は、針職人ときもの職人、仕立て屋さんが関りあって、長年かけて育て上げてきた、日本人の感性の象徴なのです。

特集では白生地から色留袖ができあがるまでの110日間をじっくりと追いました。また、一流の和裁士になるには、日本人としての心を持つところから始まるという、京都の和裁塾での修業も伝えます。

14号では他に、日本一の針産地である広島のこと、金沢に伝わる宝石のような絹のゆびぬきや、足袋づくりのこと、そして本物の日本の絹を甦らせる動きのことなどをご紹介します。

いずれの取材でも、ものづくりに携わる方たちの意気に打たれるとともに、私たちができること、しなければならないことについて、深く思わずにはいられません。伝統とは? ホンモノとは? よりよく、愉しい暮らしとは? 今日もまた、ひとつひとつたずね歩いています。

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2007.12月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

ふでばこ、13号は12月10日発売。

今回の特集は「吉乃川」という新潟の酒蔵の仕事です。 吉乃川は460年も続く、日本でもっとも古い蔵のひとつです。

清酒造りを取材して思ったのは、これはお米の個性を一粒ごとに見極め、無数の微生物をコントロールする、すごい技術の集積だということ。そこに自然の仕業が重なって、この国ならではのお酒が生まれるのです。
また、お酒は日本の四季とともにあるんだなぁ、とも。造るには季節ごとの仕事があり、飲むにも四季折々の愉しみ方があります。それは、私たちの先祖が経験したさまざまな苦労と、祈りや感謝の中で次第に形づくられてきた、ものづくりと暮らしの智恵の結晶と言えましょう。

吉乃川の蔵人(蔵で働く人)は農家でもあります。蔵人みずからお米をつくり、そのお米を持ち寄って、田んぼが雪で覆われる冬場にお酒を造るのです。原料のお米は、苗のときからたっぷりと愛情を注がれ、大切にお酒に醸されている―――ふでばこは今回、お米を育てるところから、冬場の大吟醸仕込みまで、お酒造りのすべてを一年をかけて取材しました。ふつうは他人を入れない、蔵の心臓部である麹室(こうじむろ)や、仕込み以外のお話でも蔵元のお正月風景や美味しい飲み方など、話題が満載です!

13号では他に、お酒を美味しくするとされる錫の酒器や、ビンのリサイクルシステムと絡み合う一升瓶の今昔物語、それから、白鳳堂社長が輪島塗で誂えた、蒔絵の化粧筆箱が出来上がるまでの3年間と、その箱が伊勢の神宮に奉納される様子などをご紹介します。

いずれの取材でも、ものづくりに携わる方たちの意気に打たれるとともに、私たちができること、しなければならないことについて、深く思わずにはいられません。伝統とは? ホンモノとは? よりよく、愉しい暮らしとは? 今日もまた、ひとつひとつたずね歩いています。

「ふでばこ」は、お近くの書店でお求めいただけます。また、こちらのショッピングページでもご注文を承っております。ぜひ、お手にとってご覧ください。

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2007.9月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

ふでばこ、12号は9月10日発売。

ふでばこ12号が出ました。

今回の特集は「型」です。 型、と聞いて何を思い浮かべますか? 型モノといえば大量生産の安モノ、というイメージがあるかもしれませんが、けっしてそうではありません。たとえば茶の湯の釜の場合ですと、釜の材料は手では触れない溶けた鐵ですから、鋳型を使います。鋳型づくりは、それ自体をつくるために何種類もの型を使い、数ヶ月もかける精緻な仕事なのですが、そうやってつくり上げた鋳型はたった1回しか使えません。完成した釜を取り出すには、鋳型を壊すしかないからです。 見わたせばチョコレートから携帯電話まで、私たちの生活は、型があってはじめてつくれるモノであふれています。そもそもは、金属を溶かしてカタチにする必要に始まったと考えられる「型」。古代メソポタミアに始まる歴史から、茶の湯の釜、菓子の木型や琉球紅型の型紙、京唐紙の板木といった、日本の美を生み出すさまざまな型を、使い手の技とともにご紹介します。ユニークな型の開発に力を入れる明治チョコレートの工場訪問や、江戸の粋にあふれる手ぬぐいや鯛焼きの型も。さまざまな型ワールドをおたのしみ下さい。

12号では他に、すこやかなお産と先進の医療、ホテルのようにくつろげる空間を提供しようと、日夜奮闘する京都のある産婦人科医の仕事をご紹介します。

いずれの取材でも、ものづくりに携わる方たちの意気に打たれるとともに、私たちができること、しなければならないことについて、深く思わずにはいられません。伝統とは? ホンモノとは? よりよく、愉しい暮らしとは? 今日もまた、ひとつひとつたずね歩いています。

「ふでばこ」は、お近くの書店でお求めいただけます。また、こちらのショッピングページでもご注文を承っております。ぜひ、お手にとってご覧ください。

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昨年に続き、日本橋三越本店にて【ふでばこが考える道具たち展】が開催されます。

  場所:日本橋三越本店 本館5階リビングステージ
  期間:6月5日(火)から6月11日(月)まで

季刊誌「ふでばこ」で今までに取り上げた素晴らしい道具の数々を、みなさまに実際に手に触れてもらい、その魅力を感じていただきたい。そんな気持ちが具体的なカタチになった“「ふでばこ」が考える道具たち”

今年はさらに内容が充実。今回ご紹介するのは。
 ■昨年も大好評だった、大分産白竹を丹念に面取りしきっちりと編み込んだ「別府クラフト協同組合」の竹篭
 ■耐熱なのに目にも鮮やかな色合いの「能登島ガラス工房」のガラスの器
 ■丁寧に作りこまれて鉄にムラがなく、シンプルで美しいデザインが現代生活にマッチする「釜定」の南部鉄器
 ■伝統と技術に裏打ちされた確かな仕事で、軽くて丈夫で扱いやすい「興石」の京指物。
 ■国産クヌギ材から丁寧に作られ、良質なものを選り分けた「増田屋」の茶の湯の炭
 ■本物の天然香木の香りを雑味なくそのまま味わうことができる「麻布香雅堂」の香
 ■包み結ぶ日本文化の結晶である水引の、本来の姿にこだわってつくられた「千と世水引」の水引

いずれも、「ふでばこ」が自信を持っておすすめする、暮らしに潤いをあたえる素晴らしい道具たちです。もちろんその場でご購入いただけます。

また、会場ではトークショーも行われます。
 6月9日(土)午後2時 甲斐美都里さん 「器を繕うということ」
 6月10日(日)午後2時 山田眞裕さん 「香のたのしみ、香のたしなみ」
「ふでばこ」誌上でおなじみの方々に、道具にまつわる楽しいお話をしていただきます。

日本橋三越本店にて、みなさまのご来場をお待ちしております!

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2007.6月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

ふでばこ、11号は6月5日発売。

今回の特集は「ガラスのうつわ」です。日本のガラスといえば、ガラスの風鈴や金魚鉢、カキ氷皿などが思い浮かびますね。あるいはラリックやバカラといった、はなやかなクリスタル―――人間国宝や有名な作家さんも多い陶磁器の世界とくらべて、いくぶん、西洋にリードされている感があるかもしれません。ガラスも陶磁器も、原料は「大地」。そもそも地球規模でみると、最古のガラス文明をもつメソポタミアなど、西方ではガラスの原料が採れやすいのに、日本や中国などの東方の土砂は、ガラスよりも陶磁器をつくりやすいという大きな要因がありました。とはいえ、そこは日本。弥生時代に遡る昔より、この国ならではの見事な発展を経て、今日に至っています。
この特集は、薩摩切子や肥前びーどろ、かつては電球をつくっていた東京の工場や、能登島のスタジオ・ガラスといった各地の工房・工場のルポを通じて、日本がたどってきた歴史と、ガラスという素材の魅力を紹介します。

この他に、「レストラン大宮」が初の支店を東京の新丸ビルに出す奮闘記、(これまで「繕人」を連載してこられた)甲斐美都里さんの猫コレクションも必見! 新しい連載としては、千家十職釜師・大西清右衛門さんの「清游」がはじまります。

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2007.3月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

ふでばこ、10号が出ました。

今回の特集は「和の紙」です。あえて「和紙」としなかったのは、その言葉の定義があいまいで、さまざまな誤解を生んでいるからです。和紙というと、厚みのムラやシワがあったり、生成り色で、押し花が挟まっていて――――といったイメージを持つ方がいらっしゃるかもしれません。でも、手漉きであっても真っ白い紙もあれば、同じ厚みでピシッと揃った紙もある、といいますか、用途にあわせ、求められる機能に相応しくつくるのが本来の姿。日本画の重い顔料に耐える、発色がよく厚手の紙もあれば、国宝の掛け軸を補強する、透けるように薄くてしかも強い紙もある、といったように、日本の文化を根底から支えてきた素材として紙を捉えたいと考えました。
手漉きには、他に代えがたい特徴がありますが、和紙のよさを生かした機械漉きもあります。いずれの場合でも大切なのは、和紙づくりの本質である、「原料繊維の性質を損なわない」こと。それが「千年もつ紙」になりうる条件なのです。

10号では他に、水上バスでめぐるコペンハーゲン案内や、40台を超えるチターコレクションのお話など。また日本料理の柿澤一氏さんと洋食の大宮勝雄さんが、一つのお題へそれぞれに向き合う料理の新連載が始まります。



いずれの取材でも、ものづくりに携わる方たちの意気に打たれるとともに、私たちができること、しなければならないことについて、深く思わずにはいられません。伝統とは? ホンモノとは? よりよく、愉しい暮らしとは? 今日もまた、ひとつひとつたずね歩いています。

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2006.12月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

本年最後のふでばこ、9号が出ました。特集は「絹」。

絹の本態は、お蚕が吐くタンパク質。今日の科学を総動員しても、絹の美しさと機能を超える繊維は作れません。特に、日本の伝統文化にとっては―――。美しい絹をつくる、つまりお蚕を上手に飼うことにかけて、日本人ほど気質の合う民族はいないでしょう。
お蚕は、数千年をかけて飼い馴らされてきた結果、自分で食べ物を探しにも行けず、蛾になっても飛べないことをご存知でしたか? その姿はいたいけで、神々しくもあり、でもどこかしらユーモラス。養蚕家にとっては、そういうお蚕が可愛くてたまらないのだそうです。日本では、繭の値段が安いために養蚕農家が激減していますが、それでも飼う理由は「だって、かーわいぃもんなぁ」のひと言。携わる人が「お蚕さま」と敬称で呼んだり、匹ではなく「一頭、二頭」と数えることからも、人間にとってお蚕が、いかに貴いとされてきたかをひしひしと感じる取材でした。
みなさんの身の回りにも、絹製品は今や珍しくないですね。それがどんなふうに生まれてきたものなのか、いかに貴重な繊維であるのか、知っていただけたら嬉しいです。

9号では他に、ふろしきのすてきな使い方や、ご馳走としていただくお餅の料理、ランボルギーニに惚れ込んだ一人の日本人の生き様など、見応え・読み応えある記事が満載です。

「ふでばこ」は、お近くの書店でお求めいただけます。また、こちらのショッピングページでもご注文を承っております。ぜひ、お手にとってご覧ください。

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2006.9月発売号

白鳳堂では、季刊誌「ふでばこ」を発行しています。

化粧筆という、ひとつの道具のメーカーとして、道具の文化やものづくりのあり方を、自分たちで探り、考え、発信してゆきたいという想いでつくり始めた雑誌です。

これまでの特集では、輪島塗や陶磁器、友禅染の職人や作家を訪ねたり、炭や竹、鐵といった素材の使われ方を追いかけたり、京都の櫛まつりに日本髪の美しさを学んだりしてきました。9月発売号では、数寄屋建築で日本を代表する、中村外二工務店の仕事から見た、一流の技と材料を継承してゆく大切さや、これからの日本の住まい方をご紹介しています。

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こんなところにも、ふでばこ。【レイアウトスタイルブック】に登場。

雑誌の編集者やデザイナー向けに発行されている【レイアウトスタイルブック】。その最新号に、「すぐれたレイアウトデザイン」として、ふでばこ7號が掲載されました。全国の書店で販売中ですので、機会がありましたらぜひお手にとってご覧ください!

【レイアウトスタイルブック Vol.7】
ワークスコーポレーション刊 \2,500(税込)

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日本橋三越本店で、【ふでばこが考える道具たち展】が開かれました。

2006年5月30日から6月5日まで、東京・日本橋三越本店の本館5階にて、【ふでばこが考える道具たち展】が開かれました。

会場では、ふでばこが追い求める「道具と暮らしのあり方」を、写真パネルや映像でビジュアルに展示。あわせて、これまでに取材した中から、4人の方の作品を(別府クラフトの竹籠・水野克俊さんの砥部白磁・柴田慶信さんの曲げわっぱ・山梨幹子さんの北欧手工芸)、こだわりの材料や工程を紹介しつつ販売しました。
連載でおなじみの、角田光代さんや甲斐美都里さん、柿澤一氏さんらによるトークショーも大盛況。「ふでばこ」にじかに触れていただく、貴重なイベントとなりました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました!たのしんでいただけたことを、スタッフ一同、心より願っております。

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